クラス分けとローテンション
競馬場では毎週たくさんのレースが開催されている。競走馬は、獲得賞金でクラス分けされていて、出走できるレースは限られている。クラスの分類を把握して的確なローテンションを組み勝利を目指そう。
レース体型はピラミッド型になっている
オープン~
1601万円以上の本賞金を持つ馬がランクされる。その中で、特別、G3、G2、G1とされにランクが分かれている。
1600万円以下
1600万円以下の本賞金を持つ馬がランクされている。
1000万円以下
1000万円以下の本賞金を持つ馬がランクされている。
500万円以下
500万円以下の本賞金を持つ馬がランクされている。
新馬・未勝利
新馬戦は、デビュー戦となります。未勝利戦は1度も勝ったことのない馬のためのレース。本賞金は0万円。
レースに出走できるのは獲得賞金の高い順から
そのレースに登録した頭数が出走枠より多いと、獲得賞金の高い順に出走可能となり、賞金が同額の時は抽選で決定される。出走登録しても賞金が足りなくなったりすると、除外されることがある。格上挑戦やクラスが上がるにつれ起こりやすくなるので注意しよう。
レースの種類
- 賞金額で分類されるレース
- 出走できる馬の条件で分類されるレース
賞金額で分類されるレース
平場戦・特別戦
平場は500万下と900万下だけのもので、特別戦に比べ賞金が安く出走メンバーも多少弱い。1600万下とオープンに平場はなく、全て特別戦になっている。
重賞
オープン戦にしかない高い賞金のレース。G1、G2、G3と3種類あり、最も価値があるG1レースだ。
出走できる馬の条件で分類されるレース
牝・牡限定
牡馬限定は数が少なく、ほとんどが牝馬限定戦。牝馬は牡馬に比べ能力が若干劣るので、こういった限定戦が用意されている。
年齢
その馬齢の馬しか出走できないレース。4歳時のクラシック路線等、G1レースもある。
父内国産
内国産種牡馬を父に持つ父内国産馬のみが出走できるレース。重賞レースもある。
競走馬の具合を見てローテンションを決めよう
- 一度使ったら、2~3週間はレースに使わない
- 競走馬の適性を考える
- 実力に見合ったレースを選択
競走馬を駆使すると故障してしまう!
どんな丈夫な馬でも無理なローテーションを組むと故障の発生率が高くなる。特に2週連続でレースに使う連闘は極力避けるようにしたい。1度出走させたら最低でも2~3週間は間隔を空けたい。レースは思っている以上に競走馬を酷使するものなのだ。
体調が良くても脚元に疲れは残っている
調教後に調教師のコメントから馬の調子を判断できるが、絶好調コメントが出たからといって油断しないほうが良い。確かに調子自体は良いのだが、脚部の疲労は蓄積されていくのだ。これに気付かずレースに使い続けると、突然アクシデントが起こり呆然としてしまう。年に数回は放牧に出すよう心がけたい。
体質に応じて調教内容・レース間隔等を変える
競走馬の体質や成長タイプ、適性を考慮した上でローテーションを組んでいきましょう。例えば、脚部不安を抱える馬で馬体重が重い場合は、脚元に負担の少ないプールで体重を落とすようにする。急いで調子を変えたい時には、併せ・馬なりを行う等しましょう。出走間隔についても調子の良い期間と健康面が馬によって違うので、それぞれの馬によって変えるようにしたい。