早熟・晩成を考慮に入れよう!
ダービースタリオンマスターズ(ダビマス)では、馬の特性に合った調教をするのは基本中の基本です。
もちろんその馬が早熟であるか晩成であるかによっても、調教法は変わってきます。そこで、成長度合いが早熟・晩成の競走馬の調教法を紹介していきます。
牧場長から早熟とコメントされた競走馬の場合
スピードがあるとコメントされてもG1級でないことも
2歳時にスピードがありますとコメントされた馬が、皆同じスピード能力を持っているかというと、それは違います。
牧場長のコメントは、スピード値がある基準を超えている場合に出されるようになっていて、馬によってそのMAX値は異なる。
ぎりぎり水準に達している馬もいれば、G1級のスピード能力を備えている馬もいるわけです。こればかりは実際にレースに出走させて、自分の目で確かめるしかありません。
早い時期にスピードをMAX値まで鍛えぬく
早熟馬の場合、早い時期に全ての能力がピークに達する。スピードもその時期にピークになるように調教していくのがベスト。
短い調教期間の中で、スピードとその他の能力を平行して鍛えてやらねばなりません。ハード調教による故障には気を付けておくところ。
スタミナが乏しい場合があるので、ダート・ウッドで調教
2歳時に早熟のコメントが出なかった馬は、得てしてスタミナがない場合が多い。
こういう馬の場合、スピードをさらに伸ばしてやるよりも先に、最低限のスタミナをつけてやらなくてはレースには勝てません。
ダートやウッドを使って鍛え抜きましょう。
デビューが遅くなるとコメントされた場合
時が経てば自然とスピードは上がる
2歳時に晩成コメントが出た馬は、遅咲きの馬です。基本的には新馬戦での活躍はなく、すぐに活躍はしてくれません。
だいたい3歳後半辺りからの活躍となるのが普通の様で、その辺から飛躍的に能力が伸びていきます。また、2歳児のスピードコメントも出にくく、1歳までの売値も低いので、能力がないようにみられてしまいがちです。
しかし、晩成は古馬で活躍するので、そこを良く考えて育てていきましょう。
スピード不足で未勝利を勝ち上れるようにスピード強化
晩成馬が、新馬戦をいきなり勝つことはほとんどありません。なので、狙い目は未勝利戦だが、成長が遅くスピードが伸びない。
そこで、開花しない素質をスピード調教で補って、未勝利脱出を目指しましょう。
将来を見据えて長距離向けの体に仕上げる
なぜか晩成馬は長距離として育つ傾向があります。早熟馬と違い、長く競走馬として走るので、スタミナがかなり増えるのです。
それでも、前々から長距離レースにならしておく事を、忘れないようにしてください。