ダビマスハンプトン(ハイペリオン)系

ハンプトン(ハイペリオン)系

ダービースタリオンマスターズ(ダビマス)に登場する血統の「ハンプトン(ハイペリオン)系」を紹介していきます。

血統「ハンプトン系」

ハンプトンはグッドウッドCやドンカスターCなど20勝をあげたタフなステイヤーだった。種牡馬としても、3代目にベイヤードとダークロナルドという2頭の名馬が出て、その父系を発展させることに成功した。

ハイペリオン

ゲインズボローの代表産駒というよりも、むしろこのハンプトン系を一頭で支えているといっても過言ではないのがハイペリオンである。「サラブレッドの芸術品」とも言われ、サラブレッド300年の歴史にその名を残している偉大な馬だ。現役時代は英ダービー、英セントレジャーなど13戦9勝、英ダービーはレコードで勝利を収めている。

そしてそれをはるかに上回るのが、サイアーとして残した功績である。産駒のスターダスト、アリバイ、オーエンテューダー、ロックフェラ、カーレッド、アリストファネス、オリオール、ホーンビームなど、いずれも種牡馬として活躍し、この系統を発展させている。ちなみに、ハイペリオンの母セレーネは優秀な繁殖牝馬で、ハイペリオンのほかにもシックル、ファラモンドという、いずれも根幹を成す大種牡馬を送り出している。

スターダスト自身は凡傭な競走馬だったが、直仔のスターキングダムがオーストラリアで大成功を収め、豪州の生産界に堂々と君臨している。

ロックフェラ

ロックフェラは、ハイペリオンと名牝ロックフェルとの夢の配合で生まれた馬だが、気官に持病を持ち、競走馬として大成はできなかった。しかしゲイタイムやチャイナロックを出して、その父系を発展させた。特にチャイナロックは、ハイセイコーやタケシバオーを出すなどの大成功を収め、1973年の日本リーディングサイアーに輝いている。

カーレッド

カーレッドはミドルパークSなど勝った一流馬で、アメリカで特に成功した。その仔スワップスはケンタッキーダービーなどを勝ち、世界レコードを5回樹立した程の快速馬。日本へは直仔シャトーゲイ、フェートメーカーが輸入されている。フェートメーカーは日本最強のダート馬フェートノーザンや南関東の強豪カウンテスアップなど、優れたダートホースを輩出した。シャトーゲイは父系こそ伸ばせなかったが、タマモクロス、メリーナイスのブルードメアサイアーとなった。

オーエンテューダー

オーエンテューダーは英ダービーを勝った馬だが、その産駒たちはスピード色が強く、欧州3歳王者アバーナント、マイル以下では不敗を誇ったテューダーミンストレルなどを出し、唯一ライトロイヤルだけが仏ダービーやキングジョージ6世＆クインエリザベスSなどの長距離レースを勝っている。しかし、後継として成功したのは、スピードを受け継いだ馬たちだった。特にテューダーミンストレルの産駒は、テューダーメロディー、シングシングなど、そのスピードをよく伝え、日本でもテュデナム、モバリッズが種牡馬として活躍した。特にテュデナムからホスピタリティやテュデナムキングに伝わる系統は現在でも健闘している。

オリオール

オリオールは古馬になってから本格化し、キングジョージ6世＆クインエリザベスS、コロネーションCなど14戦7勝の成績を残した。日本にはセントクレスピン、ヴィエナが輸入され、セントクレスピンはタイテエムをだし、ヴィエナは欧州けい養時代に名馬ヴェイグリーノーブルを出してその名を上げている。ヴェイグリーノーブルはハイペリオンの底力をもっともよく受け継いだ種牡馬で、名牝ダリア、名馬エクセラーなどクラシックディスタンスに強い産駒を多く出した。

セントレジャーで2着の実績があるホーンビーンは、ハイペリオンのスタミナをよく受け継いでいる種牡馬で、日本には直仔のインターメゾが輸入され、菊花賞馬グリーングラスなどを出している。日本有数の長距離血統として有名だが、最近ではトニービンの母の父として再評価されている。

アリストファネスは8勝をあげた程度の中級馬だが、南米で種牡馬として大成功した。代表産駒フォルリはアルゼンチンで7戦無敗、アメリカでも3戦2勝という競走成績を誇り、種牡馬としても、57戦34勝で米年度代表馬に3度選ばれた名馬フォアゴーなどを出し、日本へは直系のシェリフズスターが輸入されている。

ヘリオポリスはチェスターヴァースSなど14戦5勝、リーディングサイアーに2度輝いた名種牡馬で、その直仔オリンピアも、ウッドメモリアルSなど15勝をあげたA級馬である。

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