ノーザンダンサ―の世紀
その3年後に、第2次世界大戦後初の3冠馬となるシンザンが日本で産まれたのと同じ年に、太平洋を越えたカナダで1頭の小柄な牡駒が誕生した。
父ニアークティック、母ナタルマ。後にノーザーンダンサーという名を与えられたその牡馬は、まずは競走馬として、そして種牡馬としてより大きく、20世紀後半の世界の競馬地図を完全に塗り替えてしまう活躍を示すことになる。
ある人はこう語る。「現在の競馬界に血統はふたつしか存在しない。ひとつはノーザンダンサ―の血を受けた馬、そしてもうひとつは‘それ以外‘だ!」
ダビマス ノーザンダンサ―の世紀記事一覧
ダビマス 競走馬としてのノーザンダンサー
ダービースタリオンマスターズ(ダビマス)をプレイしていれば、たぶんすぐに気付くことだろうけど、種牡馬にしても繁殖牝馬にしても、「ノーザンダンサー系」の馬っていうのは、時に嫌になるくらいたくさん登場してきている。ダビマスの種牡馬や繁殖牝馬の選択は、かなり現実に即して行われているわけだから、それは実際の...
ダビマス ノーザンダンサー種付料は跳ね上がった
1965年にノーザンダンサーが種牡馬生活を開始した時の種付け料は1万ドル、その初産駒が2歳時のセリ市で売却された平均価格が3万8千ドル強だった。8年後の1973年には、種付け料が2万5千ドル、2歳馬のセリ市での平均価格が10万6千ドル強までハネ上がっている。その理由は簡単なこと、つまりノーザンダンサ...
ダビマス ノーザンダンサーの血は世界中を席巻する
競走馬として、そして種牡馬として大成功を収めたノーザンダンサーだが、彼の真の偉大さは、その直仔たちが種牡馬や繁殖牝馬になってから、その真価を発揮したとも言える。ニジンスキー種牡馬として最初の大成功を収めたのは、ノーザンダンサーの最強産駒とも言えるニジンスキーだった。ゴールデンフリース、シャーラスタニ...